冒頭で印象的な激しい火柱とバクハツ音の
”手筒花火”
TRAVERSEのタイトルバックにもなっています。
ロケ地である”とある地方都市”が、その手筒花火発祥の地とされています。
太い竹にわら縄を巻き、火薬を詰めて、
それをだき抱えて火花を噴出させるというとんでもない花火です。
噴出の最後には、筒の底が激しいバクハツ音と共に抜けます。その音も大迫力です。
この花火は、だき抱えた筒の噴出口が顔のすぐ横にあります。
当然ですが、噴出した火の粉をもろにかぶりながらあげることになります。
とっても熱いらしいです。そして、とても熱い人たちが、熱い想いで伝統を受け継いでいます。
敏腕ジャーナリストという顔もあり、高梨に観せていた妻の顔、里菜に観せていた母親の顔...
家族を、命を賭して護ろうとする愛情、強さ。
そんな亜紀が妻であり、母であったからこその高梨と里菜、二人の想い、葛藤...
その心の模様も、TRAVERSEのみどころのひとつです。